埼玉県さいたま市は、旧浦和市、旧大宮市、旧与野市が2001年に合併して誕生した。05年には旧岩槻市と合併し、人口121万人を擁する政令指定都市だ。市の分別を見ると、新潟市と同様、プラスチックごみの分別が、あとから一緒になった岩槻地区(旧岩槻市)だけ違う。現在、市は容器包装プラスチックのうち、「市民の生活に密着している」として、食品プラスチックだけを分別収集している。容器包装リサイクル法は、シャンプーや洗剤の入った容器や食品以外の商品を包んだ袋類はすべて分別、リサイクルの対象になっているのに比べて、対象がかなり限定されている。対象外のプラスチックは焼却している。それに対し、岩槻地区ではプラスチックごみを〈燃えないごみ〉としてすべて一緒に集めたあと、容器包装類を選別してリサイクルルートに乗せ、残ったプラスチックごみは破砕して、埋め立てている。従来やってきた方法のままだ。分別ルールは、一度決めるとなかなか変えられない。なぜ、合併したあともそのままなのか。