パーソナルーリレーションによって、結婚後もいろいろな場面をいろいろな形で補うことができるだろう。パーソナルーリレーションのいちばんわかりやすい例は、気のおけない友人との交流である。たとえばHさん(二十五歳)は高校時代から、親友であったIさんと両親にもいえない悩みを打ち明け合ってきた。Hさんが結婚してからは、たまたま都心に出る用かおるときなどにIさんの会社の近くまで行って昼食に誘ったりもしたが、そんな時間がとれないときでも、彼女にはよく電話をし、話を聞いてもらうのがつねである。お互い損得のない友人同士で、まだ独身のIさんは立ち入った言い方をすることもなく、ありのままに受け止めてくれる。
[参考サイト]
ALSOKの祝電
http://alsok-denpo.com/shop/c/c10
ひとわたり話すと胸のつかえがとれるのだった。時にはIさんが仕事の悩みや愚痴をいうこともあったが、彼女もいうだけいうとすっきりするようだった。家庭だけが心の休まる場所であると、きめつけることは危険である。狭い家庭にそれを求めれば、配偶者に自分の親を求めすぎることになりかねないからだ。そしてそれは、相手の個の自由を奪ってしまうものだからだ。