素人版下革命は、プロと「公」のものだったそれまでの印刷を、「個人」に明け渡した。ワープロやDTPを使うことで、自分の文章を簡単に発表できるようになった。それ以前は、文章というのは、手書きで書いて印刷屋さんに頼んで活字を組むか、電算写植で作るかするものだった。そうでなければ発表はできなかった。ところがいまはDTPで書いても充分綺麗だから、それをコピーすればすぐにチラシ程度のものになる。印刷屋に頼んでも、枚数が少なければそんなに費用はかからない。このことはもう少し注目されてもいいと思うのだ。「個人」のために印刷技術が開放されるなんて、かつてなかったことだ。印刷をはじめとして、メディアは常に、権力をもつ者の独占物でもあったのだ。
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