アーカイブ

シリコーンが自己免疫性疾患を引き起こす

シリコーンが自己免疫性疾患を引き起こすという考えの信奉者の一人にUCLA医療センターの病理学の助教授、ニル・コソフスキー(NirKossovsky.M.D.)がいる。彼は、漏出したシリコーンに接触すると生体分子は変えられ、シリコーンと複合体を形成する、と仮説を立てている。人体は変えられた分子をもはや生来のものと認識せずに、複合体に免疫反応を仕掛ける(複合体は抗原として作用する)。さらに、その反応は、シリコーンとの接触によってまだ生体分子が変えられていない他の部位へと拡大する。コソフスキーの説では、これが自己免疫性疾患に至る過程である(自己免疫はメカニズムの問題であり、結合組織病は、関節炎のような臨床症状を指している。すべての結合組織病は自己免疫が原因ではないが、一部の結合組織病ではそうであるし、そうだと強く信じられている結合組織病もある)。自説を裏付けるために、コソフスキーはモルモットがシリコーン血清複合体に対して抗体を産生することを示したが、シリコーンそのものに対してではなかった。これらの観察から、シリコーンが豊胸材を入れた女吐の自己免疫性疾患の原因であるという説全体を証明するのはまったくの飛躍だ。また、コソフスキーは、豊胸材を入れた女性と入れていない女性のフィブリノーゲン(血中タン白)およびコラーゲンに対する抗体を測定することも行った。しかし、検査を受けた女性達には、病気の女性もいれば、健康な女性もいた。豊胸材を入れていて病気の女性の場合に、より高い数値を示したと彼は主張したが、彼の分析方法は厳しい批判を浴びている。いずれにしても、そういう研究結果の意義ははっきりしない。
(関連情報)
クチコミで好評化の豊胸術とは

豊胸術ガイダンス

日本初豊胸術専用サイト